日記

お部屋探しの記録

1月末から始めていたお部屋探しが審査の申し込みまで進みました。さすがに審査は通るだろうということで、ひとまず引っ越しまでにやることの半分くらいが終わったと思います。

合計4つの不動産屋を利用し、その過程で色んなことを知れたので、簡単に日記を書いていきたいと思います。

ネットでのお部屋探し

最初はSUUMOでお部屋探しをしました。おそらく大多数の人はこの作業から始めるのではないでしょうか。

今回の僕の条件は職場に近い分譲賃貸マンションでした。ほぼリモートワークなので必ずしも職場の近くである必要はありませんでしたが、それでも気軽に出社できるのはメリットと考えました。ただしメインはやはりリモートなので、設備の良い分譲マンションの賃貸に狙いを定めます。

部屋の広さや洗面所独立などの条件を加えると家賃はどうしても10万円を超えてしまいますが、ここはお金を使うべきところです。3つほど良さげな部屋を選んで問い合わせを送りました。

1月23日

問い合わせを送ったうちの1つはいきなり内見で、現地で待ち合わせて建物に入り、部屋の中を見た後に資料を渡されて終わりという短いものでした。

この部屋は思っていたよりも狭かったので早々に候補から外れました。また、この時に渡された初期費用はよくありがちなもので、消毒料と入居安心サービス料が含まれていました。これらは任意加入なのですが、消毒料はかなり割高で、入居安心サービスの内容も自力で解決できるものがほとんどなので、不要な場合はちゃんと断りましょう。

その後、続けて2件目の不動産屋に行きました。こちらは問い合わせしたものも含めいくつかの部屋を紹介してもらい、条件の良い部屋が1つあったのですが、前の入居者がまだいるということで内見はできず、結局30分ほどで店を出ることになりました。

こんな感じで、初日の成果は1件の内見ができ、良さげな部屋が1件見付かっただけでした。

1月30日

1週間後の週末、改めてSUUMOで部屋を検索して問い合わせをし、3件目の不動産屋を訪問しました。

ここではかなり多くの部屋を紹介してもらい、その後3部屋の内見にも行きましたが、家賃の安めなところを選んだせいかどれも今一つでした。先週見付けた良さげな部屋もまだ内見できず。

ちなみにこの後、2件目と3件目の不動産屋にその部屋の初期費用を見積もってもらいました。火災保険料と鍵交換費用がありましたが、これは図面の情報と一致するのでおそらくどの仲介業者でも同じになると思われます。消毒料などのオプションはありませんでしたが、どちらも仲介手数料は家賃の1か月分で差はありませんでした。

2月6日

また1週間が経ちましたが、ここで変化がありました。内見できていなかった部屋をマンション名で検索したところ、仲介手数料0円かつキャンペーンも行っている不動産屋が見付かったのです。SUUMOなどには登録していないようで、そこで検索しているだけでは出会えなかった業者です。

そこへ連絡を取り、その業者のページで見付けた他の部屋と一緒に内見を申し込みました。しかし今度は直前の内見で鍵を間違って持ち帰られてしまっていたようで、またしても部屋の中を見ることはできませんでした。

ただ、内見できた他の部屋も十分検討の範囲内だったので、この不動産屋で契約をしようと内心決めていました。

2月11日

改めて内見し、初日から見たいと思っていた部屋をようやく見ることができました。この部屋は家賃が高いものの、2か月分のフリーレントと初回保証委託料無料、さらに家賃2か月分のキャッシュバックと特典が盛りだくさんでしたが、この日にもう1つ内見した部屋も良かったのでその場では申し込みは決めず、帰って比較検討することにしました。

ちなみにこの不動産屋の見積もりは、2件目と3件目のものと比べると仲介手数料無料かつ家賃2か月分のキャッシュバックで、合計家賃3か月分も少ないものでした。なぜこんなことができるのかと思って再度図面をよく見てみると、「AD300%」という気になる文字がありました。調べてみたところこれは広告料で、契約が成立すると大家さんから不動産屋に(仲介手数料とは別に)家賃の3か月(300%)分が支払われるというもののようです。

つまり、今回の不動産屋はその広告料を借主にキャッシュバックしてくれるのに対し、もし2件目や3件目で契約していたらこれが全て不動産屋の利益となっていたことになります。広告料は図面のコピー時に隠されることが多いのですが、たまたま残っていた時にはよりお得に契約するための手掛かりになるかも知れませんね。

2月12日

そして一晩考え、結局昨日内見したもう1つの部屋に申し込みすることを決めました。こちらは1か月分のフリーレントとキャッシュバックが少々と特典は控え目ですが、新築で内装や設備も良かったのが決め手となりました。改めて部屋の条件などを確認した後、必要情報を送って申し込みが完了しました。

学んだこと

お部屋探しというと条件に合う物件を探すことに気が行きがちですが、それ以上に良い不動産屋を見付けることも重要です。仲介手数料が安く、余計な雑費がなくて、もしあればキャンペーンを行っているところを選んで初期費用を抑えたいものです。

ちなみに仲介手数料は原則家賃の0.5か月分までで、借主が承諾した場合のみ最大1か月分とすることができるので、見積書に1か月分が書かれていたら交渉しましょう。ただ、最初から0.5か月分以下の不動産屋を選ぶ方が早い気がします。

後は、図面や見積書で不明な点があれば聞いてみるべきです。今回もこの費用は何かとか解約予告は何か月前かとか色々と質問し、誤っていた箇所を訂正してもらったり後の契約の理解を深めたりすることができました。

賃貸の契約は私たちには見えない部分が多いので、仕組みや決まりを知って適切な取り引きをしたいところですね。