前回の投稿の通り、そろばんを駆使して簿記検定3級を受けてきましたw 今回は、検定本番とそれに至るまでの勉強について振り返りと反省をしていきたいと思います。
検定までの勉強
勉強前の状況
簿記を学ぶのは初めてでしたが、理系で算数や数学は得意だったので(そろばんもできますしw)、自分に向いている分野だろうなぁとは思っていました。
実際、勉強していて詰まったところは特になく、減価償却とか前払・前受とかの概念もすんなりと頭に入ってきました。(教材が良かったという面もあると思いますが。)
使用教材
普通はスクールに通ったり教科書や過去問を買ったりすると思いますが、今回は以下の2つしか使用しませんでした。
どちらもふくしままさゆきさんのコンテンツで、動画は無料で公開されていますし、Kindle版のテキストもPrime Readingで無料で読めました。「基本さえしっかりしていれば多少の応用は利く」と普段から考えているので、これだけの知識でどこまで通用するのかを試すために過去問はあえて解きませんでした。
勉強方法
- 動画を見る
- 該当箇所のテキストを読む
- ポイントを紙に書いてまとめる
- 章末問題を解く
シンプルに上記を繰り返しました。テキストも読みやすかったですが、動画はさらに分かりやすく、眺めているだけでも十分勉強になりました。昔はスクールなどに通わないと講義を受けられませんでしたが、今は動画コンテンツでそれに近いものを受けられるので、良い時代になったものですね。
勉強時間
細かく把握はしていませんが、50〜60時間程度でしょうか。まとまった時間を確保して勉強するよりかは、空いた時間で動画を見たりテキストを読んだりと比較的のんびり勉強したので、集中すれば30〜40時間に抑えられたと思います。
検定本番
問題は全部解きましたが、最後のB/SとP/Lの作成で貸借が一致せず、時間切れとなってしまいました。また、第4問の語句選択で1つだけ知らないものがありました。
ただ、B/SとP/Lの計算ミスは部分的なもので、語句選択も配点が少なそうなので、大きな減点にはなっていなさそうです。回答を控える余裕がなかったので自己採点はできませんが、記入ミスさえしていなければ合格はできていると思います。
反省
手計算には慣れておいた方が良い
前回の記事にも書きましたが、今回はケチって100均の電卓を使った上に電卓の扱いに慣れていなかったので、予想以上に計算で手こずりました。
練習問題の時にはExcelを使い、計算よりも仕訳や表の作成方法の理解に重点を置いてしまったのも良くなかったですね。実務ではソフトに任せるとはいえ、検定では手作業が求められるので慣れておくべきだと思いました。
実践経験が重要
こちらも上と似たようなものですが、今回は過去問での練習を全くしていなかったので、B/LやP/Sの作成は一応はできたものの、かなり力技に頼っていたと感じました。全部計算し終えてから検算するのではなく、個々の仕訳を反映しながら確認していれば計算ミスを防げていたかも知れません。
逆に、用語の暗記は思っていたよりも必須ではありませんでした。試験直前に「償却債権取立益」を間違えて「償却債権回収益」と覚えていたのに気付き、「危ねぇ!」と思いましたが、問題の選択肢に「償却債権取立益」がありましたw 実践経験が点数に反映されるという意味では簿記検定の問題は良くできているなと思いました。
教材は良かった!
過去問はさて置き、勉強には上記の通り無料のコンテンツのみを活用しましたが、これは良かったと思います。単なる試験勉強ではなく実務の話も含めて勉強できたので、本来の目的であった「お金の知識を身に付ける」は達成できたと考えています。
実践に重点を置いた勉強を
以上、僕の振り返りと反省でした。ちょっと無茶な部分があったと思いますし、僕自身がそれなりに簿記に向いていたというのもあるので、過去問を解かないなんて決して真似しちゃダメですよ!w
ちなみに、(3級が落ちていたとしても)次は2級にチャレンジしてみようと考えていますが、次の試験日の6月に受けるかは未定です。本業はやはりITエンジニアですので、次はそちらに重点を置いていきたいと思います。(最近全くやっていませんがw)それでは!