日記

AWS認定DevOpsエンジニア – プロフェショナルに合格しました!

以前の記事で転職へ向けて資格を取得したいと書きましたが、今週の頭に受験し、めでたく合格することができました!

この資格は僕が2年ちょい仕事で使ってきたAWS(Amazon Web Services)に関する資格で、基礎・アソシエイト・プロフェッショナルの3段階の中で最も難しいものです。2年程度の実務経験が目安となるので、タイミングとしてもちょうど良かったです。

先月受けた簿記検定3級は、申し込みから本番まで時間があったせいでのんびり勉強してしまったので、今回は1週間と決めて勉強に臨みました。無職なのでそれでも使える時間は多いですが、短期間で取得できたということで今回の勉強方法を記録として残しておきたいと思います。

どんな試験?

選択式の計75の問題を2時間55分で解きます。選択には以下の3種類があります。

  • 4つの選択肢の中から1つを選ぶ(最も多い)
  • 5つの選択肢の中から2つを選ぶ(少ない)
  • 6つの選択肢の中から3つを選ぶ(公式の試験ガイドには書かれていないが、公式のサンプル問題にもある通りごく少数出題される)

選択式ではあるのですが選択肢も含めた問題の文章量は多く、A4 1枚に1~2問という感じです。問われているポイントを素早く把握して回答する力が必要となります。あとは約3時間の長丁場を乗り越えられる集中力w

また、試験は各地の試験センターでパソコンを使って行なわれます。一般的な資格試験と違ってほぼいつでも開催されており、空きさえあれば前日でも予約できます。また、試験終了直後に画面に合否が表示されます。

合格点は1,000点中750点以上。100~1,000点のスケールドスコアモデルを採用しているので単純に75%以上で合格というわけではありませんが、その辺りが目安になると思います。

勉強前の状況

  • 実務経験は約2年
  • デベロッパー – アソシエイトは約1年前に取得済み
  • Serverlessを用いた開発やCode系の利用は経験あり
  • CloudWatchやIAM、ECSの知識もそこそこ
  • CloudFormationそのものやElastic Beanstalk、OpsWorksの利用は経験なし
  • Systems Managerなどの管理ツールも経験なし

肝心のB/Gデプロイや災害復旧、EC2インスタンスの管理などの経験がないので、これらをどう補えるかが勉強のポイントとなりそうです。

実際の勉強の様子

1日目:公式の資料を読む

特に触ったことの無いElastic BeanstalkとOpsWorksのBlack Beltや、災害復旧などのホワイトペーパーを読んでノートに整理しました。知らないことが多く、勉強にはなっていたと思いますが、果たしてこの方法・ペースで良いのかという不安はありました。

2~4日目:Udemyの講義を視聴する

勉強の合間に合格者のブログを読んでいたら、Udemyの講義が良いという意見があったので調べてみたところ、ちょうどセールをやっていたので以下のコースを買ってみました。

AWS Certified DevOps Engineer Professional 2020 – Hands On!

通常価格24,000円のところ、なんと1,380円にまで値下げされていました! ハンズオン込みの20.5時間のコースで、今回は時間が無かったので実際に手は動かしていませんが、講師が実際に操作している様子を動画で見られるので経験を疑似的に補えたような気がします。

ただ、言語が英語で字幕も自動生成だったので僕の英語力では理解が難しく、字幕を機械翻訳してもまあ意味不明な文にしかならないので苦戦しましたw 何となく雰囲気は感じ取れたので、後は講師が操作している画面と今までの経験から強引に理解していきました。(ちなみに上のはS3のバケットポリシーに関する説明だったと思います。)

5日目:公式とUdemyの模擬試験を受ける

ひと通りの知識は頭に入れたので、まずは公式の模擬試験(1時間で20問、日本語)を解き、結果は65%でした。まだ合格ラインには達してないものの、残りが2日あるので希望が見えてきました。

後はこの結果をもとに問題を見直して足りないところを補おうと思ったのですが、公式の模擬試験は解説が無く、そもそもどの問題で間違えたのかも分からないので、これだけでは不安でした。そこで出てきたのが再びUdemy。上のハンズオンと同じ講師の模擬試験(本番と同じ2時間55分で75問、英語)があったので、こちらも購入しちゃいました。講義と同じく通常24,000円がセールで1,380円となっていました。

AWS Certified DevOps Engineer Professional [Practice Exam]

結果は60%。一部英語で分からない問題があったので、日本語ならやはり65%くらいになるでしょうか。こちらの試験には全問に丁寧な解説が付いているので、残り2日はこれを頼りに知識を補強していきます。

6~7日目:模擬試験の見直しとポイントのまとめ

Udemyの模擬試験の解説を読んで理解不足だった点を洗い出し、それらの部分の講義を見直してポイントをまとめていきました。最初に講義を受けた時にはよく分からなかったり聞き流したりしていた箇所が、試験を受けた後だとより的確に理解できるようになっており、試験を受けてみることの重要さを感じました。

しかし、その後に解答・解説のない公式の模擬試験を見直しても、正解はこれだと自信を持って言えるほどにはなっていませんでした。自分のやってきた勉強は正しかったのかと一抹の不安を抱えながら本番を迎えることとなります。

本番:790点でなんとか合格!

実は前日になかなか寝付けず、睡眠時間が約3時間というややバッドコンディションで本番を迎えてしまいました(苦笑) それでも今まで仕事で鍛えてきたおかげか最後まで集中力を維持でき、ギリギリでしたが合格することができました!

他の合格者のブログを見ていると、2時間くらいでひと通り問題を解き終えて残りは見直しに使ったというのもありましたが、僕の場合は解き終えた時点で残り5分で見直しはほぼできませんでした。上級者との実力の差は感じつつも、この短期間で一定以上の成績を出せたので満足しています。

模擬試験中心の勉強がオススメ!

簿記検定の時は基礎の理解を重視してあえて過去問を解きませんでしたが、今回は短期間で成果を出すことにこだわって実践ベースで勉強し、結果としてこの方法が良かったと思っています。Udemyの有用さに気付いていなかったらおそらく合格できていなかったでしょう。ちょうどセールと重なっていたのも幸運でした。1コース24,000円だったらさすがに買ってなかった(苦笑)

これで無事、職務経歴書に「AWS認定 DevOpsエンジニア – プロフェッショナル 合格」の一行を入れることができ、泊が付きましたし自信にも繋がりました。次の職場でもAWSをメインで使うようであれば、ソリューションアーキテクトのプロフェッショナルの取得も狙っていきましょうかね。それでは今回はこの辺で!